甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
矢吹先輩は、あたしをベッドの上に置くと頭にタオルをかけてくれた。



こんなのもらっても、騙されないから。本当は、俺様だったなんて!



「……矢吹先輩?!」


あたしの頭の上のタオルで、矢吹先輩は、あたしの頭を優しく拭いてくれた。



さっき城之内先輩にかけられた水が、髪の毛にもかなりかかってしまっていたらしい。



矢吹先輩に驚いたあたしは、髪の毛が濡れていた事にも全く気付いていなかったらしい。



それほどあたしは、驚いたのだ。矢吹先輩が、実は俺様だったなんて事に。



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