甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
あたしが教室に着くと、友達の朱美ちゃんがあたしに手を振って来た。



「おはようにゃん!」


「うん、おはよう~」


朱美ちゃんは、ちゃんと彼氏が居る。同じクラスに。



一緒に寝たりもしているらしく、羨ましいなって思う。



あたしにとって恋の先輩みたいな存在なんだ。



ちょっと変わった言葉使いだけど、可愛くてあたしは、親友だと思ってる。



毎朝ちゃんと巻き髪を丁寧に結んでるのかな?



ガラリ



「諸君さっさと席につきたまえ!」



担任の先生に言われ、クラスの皆は、次々に席に着いた。



「ごほん……加賀は、放課後三年のクラスに行きたまえ」



え?



「返事は?」



「はい……」



「よろしい、ではこのまま着席して待ってたまえ」



担任の先生は、そう言うと教室を出て行った。



いつもこんな感じで、朝のホームは簡単に終わってしまう。


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