甘甘王子の秘密〜ｵﾓﾁｬ会社の俺様社長〜ｱｲﾄﾞﾙやﾎｽﾄｲﾏｽ

「お札先生？」



「久しいな、加賀」



前にも会った時言ってなかった？久しいなって……そんなに日にち経ってないよね？



顧問の先生かな？お札先生って。



相変わらず赤い髪が目立っている。保健室の先生だから、白衣も着ていた。



プールよりもあたしは、校舎の中で部活したいなとは、思うものの一番年下で入りたてだから何も言えない。



「！……そう言えば、加賀こいつをご存知だろうか？」



思い出したようにそう言ってお札先生は、あたしに写真を差し出す。写真を覗いて見ると、前にお相撲さんから見せてもらった写真だった。



お相撲さんだ。