甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
『本当に居ないの?!零ちゃん!!』



マイマイちゃん?は、なかなか動こうとしない。
矢吹先輩は、早く帰って欲しそうに全く動かない。



「はぁ……はぁ」



しかも、なんだか苦しそうだ。
息が乱れあたしの首筋に当たる。



「ひゃあ……」



やば……



矢吹先輩がとっさにあたしの口元から手を放した後、あたしは思わず声が出てしまう。



くすぐったくて、恥ずかしくて。



「誰か居るの?!」



マイマイちゃんは、ガチャンとドアを開け部屋に入って来る。



矢吹先輩がまた、あたしの口元を手で塞ぎあたしの心臓は、ドキドキうるさい。


どうしょう……バレルかな?



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