甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
どこに行けば良いんだろう?あの先生って、いつも肝心な事は言わないのが有名って聞くけど……



そう思いながらあたしは、ウロウロと教室の側の廊下を何往復も歩いていた。



『……そう今日は、会議出られないから。代わりに、姉さんがやってくれない?』



あれ?今の声って甘甘王子?



あの甘くとろけそうな声は、間違いない。甘甘王子だ。



なんでここに居るんだろう?いつもは、放課後決まって、校門に居るはずなのに。



いつも、帰りのキスをしてくれるらしく、校門にはズラリと朝のようにキスをしたい女子が並んでいる。



さすがに、あたしは帰りまで並んではいない。きっと、三年生の女子の先輩達が居るから。



一年まで絶対回って来ない。



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