甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
せ背中?……や矢吹先輩の背中?!



かぁぁっとあたしの顔が赤くなる。



矢吹先輩の背中を……あたしが?なんで!



「先輩!!」



「何?」



矢吹先輩は、くるりと振り返る。



「あたしが、ですか?!」



「亜佐美さん僕の背中好きって言ってたしね?」



矢吹先輩は、側にNEWのメンバーが現れるとスマイルを浮かべながら言う。



「社長さんの背中?!」



十六夜さんが、驚いたようにあたしと矢吹先輩を交互に見渡す。



「へぇ~やるね?えっと名前は……」



「亜佐美です」



「そうそう、亜佐美ちゃん」



そう言えば、あたしちゃんと名前名乗ってなかったな。



「亜佐美って名前ですから、宜しくお願いします」



改めてあたしは、頭を下げながら言う。笑顔を浮かべながらも、十六夜さんだけは睨んでたなんてあたしには分からなかった。



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