甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「あ~あ……十六夜さんって……」



男の子が好きなのかな?じゃあ、矢吹先輩の事……



あたしは、どうなんだろう?俺様だったし、性格……やっぱりあたしは、甘甘王子が良いな……



優しくて、甘い笑顔を浮かべてくれる。甘甘王子が……



砂浜に寝そべりながらあたしは、空を見上げる。



白い線が飛行機雲だと気付いた時に、あたしの顔が影で暗くなった。



あ……矢吹先輩だ。


矢吹先輩は、あたしを見下ろしている。


覆い被さってくるように矢吹先輩が、あたしの上に乗ってくる。



ぼんやりしていたあたしは、視界がはっきりして来た時には、完全にあたしの上に矢吹先輩が居て、周りから見たら押し倒されてるように思われてしまう。



「や矢吹先輩?!」



「無防備だな?お前……」



見つめられてあたしの心臓は、ビックリしてバグバクいっている。



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