甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「食べるぜ?」



え?



あたしが、目を丸くしている間に矢吹先輩は、あたしの手首を掴み顔を近付けて来る。



パクッと赤い舌を出して、矢吹先輩はあたしの手首を舐めだした。



まるで、矢吹先輩は犬みたいだなと思った。



「や矢吹先輩!!」



チロチロ舌を出しては、舐める。一瞬だけ海の水がしょっぱかったのか、イヤな表情をするが舐めるのをやめない。



「ちょ……先輩……」


「お前が……んっ……感じるまで……ちゅっ、やめないから」



そんな表情で、言うの反則だよ!!



周りが誰も居ないのが、ありがたい。NEWのメンバーは、もう今日泊まる宿に行ったのか側には居ない。



でも、マイカーの近くでは、険しい表情の秘書さんが居たのをあたしは、見逃さなかった。



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