甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
ドンっと精一杯力を振り絞って矢吹先輩を退かす。



「フッ……真っ赤だな?亜佐美さん?」



矢吹先輩は、舌を出し不適に笑う。



はぁ……はぁ……最悪!!矢吹先輩……


あたしは、すぐにおへそを隠すと、ヨロヨロと立ち上がった。



「あ……あたし……」


「何?……」



「あたし……帰ります」



「帰さねーよ」



矢吹先輩の表情は、怖いぐらいに真剣であたしは、ドキっとした。



「ほら、約束は守れよ」



え?



あたしの腕を掴むと、矢吹先輩はスタスタと秘書さんのマイカーへと足を進める。



「わっ……!!」



いった……



急に止まった矢吹先輩の背中に顔をぶつけてしまう。
恐る恐る顔をあげ、、矢吹先輩の背中から顔をひょっこり出してみると……



おばあちゃん……?かな?



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