甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
着いた場所は、温泉が有名な旅館だった。
きれいな若女将に、矢吹先輩は、頬にチュッと口付けする。


何故かあたしは、ムッとしたけど、気のせいだと思いながら通された部屋に入った。



そこで、あたしは気付いた。今回は、たくさんお客さんが居るらしく皆同じ部屋だったのだ。



逆ハーレム?って言う奴……?



お姉ちゃんが居たら間違いなく今の言葉をあたしに言うだろう。



『え?!なんでよ!!』



旅館の外から聞こえた声に聞き覚えがあった。



でかい声……部屋にまで聞こえるし。



でも、気のせいだよね?だって、お姉ちゃん女友達と遊びに行くとかメールで来てたし。



『こんな旅館壊すわよ?!』



怖い人が居るんだな。壊すだって……



『なりちゃん!良そうよ!もぅ……』



今の声も聞いた事あるな。結構でかい声では初めてだけど。


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