【完】俺様男とあたしの危険な同居生活~1~




「…………」




あたしは淳君を見つめたまま目も反らせずに、何も言えなかった。




「婚約者だからとか…関係なく…莉紅が好きなんだ」




淳君はそう言うと、あたしの腕をそっと離してリビングに戻って行った。



あたしはその場から動けなかった。




淳君に見つめられて…気付いてしまったんだ…。



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