俺が彼女を好きな理由 【短】
なんだ、そうだったのか…。
今日もユカは機嫌がいいようで、俺の前を足取りも軽く歩いてる。
「タク~、今日はマックでも寄ってく?」
なんて言いながら。
「…なぁ、ユカ。俺、コンタクトにしようかな」
ユカは驚いて振り返る。
「ダメ」
「なんで?」
「どうしても!」
ユカはむきになってる。
「タクは、眼鏡の方が似合ってるって!!」
彼女が力説する理由が分かっている俺は、
やっぱりちょっと嬉しいんだ。