鬼の花嫁
それから歩き続けていくと
岩がそびえ立つところにでた
やっとその男の家についた時には
辺りはすっかり暗くなっていた
「これがあなたの家?」
岩の壁にぽっかりとあいた穴…
家というか洞窟にしか見えない
「そうだ。中へ入れ」
「…うん」
中は道が続いていて
しばらく歩いた。
少女は暗くて怖かったが
何故か安心できた。
「わぁ…………」
たどり着いた先は大きな広間
みたいな場所で天井にあいた
隙間から月の光がもれ、
幻想的な雰囲気を出していた。
「…きれー」