鬼の花嫁

果物に飽きてきた美鈴が
次に手を出したのは
藍凛丸の近くにあった
[肉]だった。

美鈴が食べようと
手を出す。


突然


「それはダメだ」

手を叩かれた


「ご…ごめんなさ…」

「すまぬ…こっちを食ってくれ」

そう言って違う肉を差し出した


「熊の肉だ」

美鈴は食べながら尋ねた

「その肉はなんの肉なの?」


藍凛丸は首を横にふって
教えてはくれなかった…


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