ラズベリー
「本当になんでもないんだ。」


「あるでしょっ!?
数学の教科書はどうしたのっ!?
今日綾女当たるでしょ?」

…いけねっ


「あぁっ!!忘れて…キーンコーンカーンコーン♪


…あたしの声と授業開始のチャイムが重なった。


美佳は哀れな目であたしを見ながら

自分の席へ戻っていった…。



大地のバカァァ!!怒


授業中、ずっと当てられないおまじないをしていた。



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