診ゑ泣意
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そうだったね
忘れていたよ
君はいつだって
優しいことを
君はいつだって
不器用なことを
そうだったね
忘れていたよ
私はいつだって
偽善者だったことを
私はいつだって
酷く滑稽なことを
バカみたいに笑って
自分は我慢してるよ
なんてアピールして
つまらないことを
ぐだくだ、ぐだくだと
話してきたんだから
弱くてズルくて
人のことなんか
考えられない
君は何故こんなに
優しくしてくれる
そんなことさえ
わからない