診ゑ泣意
16
なぜ生きている?
そう言われれば
言葉に詰まるだろう。
なぜ書いている?
そう言われれば
言葉に表れないだろう。
書いているとは言わず
吐き出しているような
ものだから。
君の言葉が悲しく思うのは
まだ生きている、からだ。
そう信じていようか。
手を繋いでいたときは
温かいと想ったことさえも
今では冷たい。
偽物を造るのは
得意技なんだけど。
疲れるのもそうなんだ。
ああもう。
見抜かないでくれ。
寂しくなるじゃないか。
最愛の人。
あなたは気付かない