診ゑ泣意

おかしいって
思ってたんだ

焦燥にかられず
悲しみを覚えず
乾いた笑い声で
ただバカみたいに

一度目は
成長なんだと
勘違いで
気付かないふり

二度目は
泣いてから気付く
我慢していた
気付かないふりして

思い切り泣けない
声押し殺して流す
意味のない涙は
自分を表しているようで

声は痩せていくばかり

届けない
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