水瓶の中の絵本【短編集】
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彼は雷に言った。
「うるさい!うるさい!静かにしてくれないか。今テレビがいいところなんだよ。」
雷は言った。
「何だって!私にも見せてくれよ。」
彼は雨に言った。
「やあやあ、これはいい音色だ。どれ、私も歌おう。」
雨は止んだ。
彼は海に言った。
「やあやあ、今日も元気そうだ。ものば相談なんだが、向こうの大陸まで道を開けてくれんかね。」
海は言った。
「寝言は寝てから言いな。」
彼は樹木に言った。「やあ、ここは涼しそうだ。休ませてもらおうか。」
樹木は言った。
「よければ果物もどうぞ。」
彼はオーロラに言った。
「いい衣だ。一枚もらいたい。」
オーロラは言った。
「いくらでも持って行きなさい。今年は大量に作ったからの。」
そんな彼、見たことある?
彼は雷に言った。
「うるさい!うるさい!静かにしてくれないか。今テレビがいいところなんだよ。」
雷は言った。
「何だって!私にも見せてくれよ。」
彼は雨に言った。
「やあやあ、これはいい音色だ。どれ、私も歌おう。」
雨は止んだ。
彼は海に言った。
「やあやあ、今日も元気そうだ。ものば相談なんだが、向こうの大陸まで道を開けてくれんかね。」
海は言った。
「寝言は寝てから言いな。」
彼は樹木に言った。「やあ、ここは涼しそうだ。休ませてもらおうか。」
樹木は言った。
「よければ果物もどうぞ。」
彼はオーロラに言った。
「いい衣だ。一枚もらいたい。」
オーロラは言った。
「いくらでも持って行きなさい。今年は大量に作ったからの。」
そんな彼、見たことある?