Eternal~社長と最後の恋~
「緊張した…」


拓斗は家に帰ってくるなりソファーに倒れこんだ。



「そうなの?いつもは大勢の前でも全然平気なくせに」



そう言うと拓斗は起き上がってソファーに座りなおした。




「何百人居ようと平気だよ。緊張なんかしない。でも…」



拓斗はゆっくりと息を吐き出した。





「将来、お義父さんとお義母さんになる人と話すんだ緊張しないわけないだろ?」




「愛莉を手放す気は無いから、ご両親に嫌われたくないんだよ」
最後にそう呟いてまたソファーに倒れこんだ。


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