妄想すぴりっつ☆



ハァハァ息を切らしながら、


やっとの思いで門をくぐり抜けた。


まるで、マラソン何千キロを走りきったかのような、


達成感。それより強いのが、疲労感…



「…お願い…しま…す…ゼーハァー…」



死にそうになりながらも、なんとか自転車を警備員のおじさんに預けて、




そして、辺りを見渡すと校庭に集まる生徒たちを発見した。


何をしてるかと思いきや、クラス発表を見ているようだ。



どうやら、何とか間に合ったみたいだ。
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