friend-イジメ-
すると、麗菜も早苗も驚いた様で、口喧嘩が止め、私を見つめた。

止めてよ…

「止めてよ…そんなの止めて…」

すると早苗が。

「は?何イイコぶっちゃってんの?トイレ行きたい?」

「ちょっと早苗!」

―た…た…た…た…―

廊下から足音が聞こえる。

「げ。先生だ…!」

男子が焦りながら言う。

そしてみんな席に着く。

当然私も。

―ガラッ―

「!」

みんなが顔に驚いたという色を見せる。

そう。

この学校の制服を着た女の子が一人、先生の隣に立っている。

「えー。今日からこのクラスに通う転校生だ」

「吉岡美月です。よろしくお願いします。」

―ざわっ―

クラスがざわめく。

「吉岡さんだってぇ。仲良くするぅ?」

「どうするぅ?」


「吉岡さんってなんか可愛くない?」

「うん!可愛い」

そんなたわいもない会話の中、私は吉岡さんと目が合った。

あ。

今私に笑いかけてくれた!

仲良くなれるかなっ。

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