friend-イジメ-
「亜美ぃ、良いもの持ってるんだぁ!」

一人が言う。

「本当ぉ?何々ぃ?」

「じゃじゃぁぁぁあん!」

彼女が取り出したのは、液体ハンドソープ。

詰め替え用の、袋に入った未開封であった。

「いーねいーね!亜美天才!」

亜美というのはハンドソープを持ってきた少女のしたの名前。

望月亜美(モチヅキ アミ)。

早苗の一番の仲良しで、当然イジメっ子。

「ほぅらぁ!亜美の持ってきた石鹸で、汚い遥を洗ってあげるぅ!」

と言い、ハンドソープの封を切り私にぶちまける。

すると、私に塗りまくってその後、水をかける。

私はびしょびしょのべとべとになってしまった。

そして、早苗が教室から持ってきた、私の筆箱も。

また買わなきゃなぁ…

それより寒い。

こんな真冬に水をかけられるなんて、寒くて当然だ。

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