俺様執事に全てを奪われて
元がわたしから離れた

立ち上がって、シャツを整えるとわたしを見下ろした

「なら、俺は他の女と楽しく会話をしていてもいいんだな?
そのままどっかに消えても、乙葉は平気なんだ」

「は? なんでそうなる?」

わたしはベッドに座ると、元を睨んだ

「話したければ話せばいいだろ
だが、他の女に触れてみろ
わたしはお前を嫌いになる…それだけだ」

わたしは立ち上がると、部屋を出た

階段をおりて、1階にいくと愛子と有栖川の楽しそうな会話が耳に入ってきた

「愛子、有栖川
腹が減った!
バーベキューをするぞ」

わたしは居間のドアを開けると、大きな声で言う

「え? あれ?
須山さんは?」

愛子が首をかしげる

「知らん」

「喧嘩ですか?」

有栖川がにっこりと笑う

やっぱ…有栖川の笑顔は癒しだな

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