俺様執事に全てを奪われて
痛みが増してきたよお

もう少ししたら、トイレに籠るの決定!…って感じがする

わたしは下腹部をさすると、部屋のベッドに横になった

痛いよぉ

元は楽しそうだったなぁ

私より年上の…たぶん、もう社会人なんだろうな…と思われる女性たちに囲まれて

きっと同じくらいの年齢層だから

話しが合うんだろうなあ

わたしと元は10歳も差があるから

いてててっ

わたしはベッドの上で丸くなった

「乙葉…平気か?」

ドアが勢いよく開くと、額から汗を流して息をきらしている元が入ってきた

え?

なんで?

「あ…うん
ちょっとお腹が…」

「どこが痛い?
病院に行くか?」

「いや…そこまでは」

わたしは手を振る

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