俺様執事に全てを奪われて
わたしは瞼を持ち上げた

あれ?

寝ていたのか…

そとは夕暮れでオレンジ色になっていた

窓から差し込む光が、オレンジ色で室内のイメージが少し変わって見えた

腹の痛みが…楽になっている

そうか

薬を飲んだから

わたしは起き上がると、携帯を探した

手を伸ばせる位置にないとわかると、わたしはまたベッドに横になった

元はどこに行ったのだ?

寝たら、体が楽になったなあ

「乙葉、起きたのか?」

がちゃりとドアが開くと、元の声がした

わたしは元の顔を見た

「うん
寝ちゃった」

元がほほ笑むと、わたしのベッドに腰をおとした

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