俺様執事に全てを奪われて
「来月が楽しみだわぁ
さあ、どうせシーツがびしょびしょでしょ?
乙葉の液でぇ…ふふふ」

「エロい言い方をするなっ!
全く…失礼な親だ
ノックもなしに…まだ最中だったらどうするんだよ」

「え? だってそれを見たくてノックしないで入ったのよぉ」

「見るな」

「ケチんぼ」

「ケチじゃない!」

わたしはタオルケットで身体を隠すと、よろよろと歩いた

「お風呂でも入ってなさい」

「丸見えだろうが!」

「湯船につかってれば、見られないでしょ」

むむ…なんて親だ

これがわたしの産みの親かと思うと…悲しいぞ

切ないぞ

「じゃ、風呂に入るか」

元は気にせずに、わたしを支えながら風呂に向かった

「ええ? 本当に入るのか?」

「だって気持ち悪いだろ?」

確かに

気持は悪い

ドロドロしてて、風呂には入りたい

だが・・・メイドに見られるだろうが

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