俺様執事に全てを奪われて
「気にせず、背を向けて座っていればいいだろ」

「…話は纏まったわね
んじゃ、ベッドメイキングをよろしく」

母の言葉と同時にメイドが4人ほど部屋に入ってきた

わたしと元が風呂に浸かっている間に…部屋を綺麗にしてくれるとさっさと出て行った

わたしは身体を洗って、部屋に戻ると

薔薇の匂いがする香がたかれていた

「良い匂いだ」

「ああ、これでゆっくり休めそうだ」

元はガウンを肩にかけたまま、ベッドに倒れ込んだ

「久々に疲れた
乙葉、明日から学校だろ?
忘れ物がないように、準備しろよ
確認してやりたいが…俺はもう眠い」

元は言い終わると同時に、寝息を立てて眠りに落ちてしまった
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