僕らのベリーソルジャー
「…えーと、具体的に話してくれないか。」
そんな抽象的な説明では、いまいち良くわからない。
「具体的って言われても、僕だって天馬から聞いただけだし、実物は今夜見られると思って期待していたぐらいだから…」
桃太が、ゴメンと困ったように言う。
「思えばいいの。強く、想ってみて。」
突然、未明の声がした。
2人が驚いて、声のした方を見ると、ホールの入り口の所で、しいと町子に左右から守るように支えられながら、未明が立っていた。
そんな抽象的な説明では、いまいち良くわからない。
「具体的って言われても、僕だって天馬から聞いただけだし、実物は今夜見られると思って期待していたぐらいだから…」
桃太が、ゴメンと困ったように言う。
「思えばいいの。強く、想ってみて。」
突然、未明の声がした。
2人が驚いて、声のした方を見ると、ホールの入り口の所で、しいと町子に左右から守るように支えられながら、未明が立っていた。