僕らのベリーソルジャー
「あのね、天馬さんは、アンテナを、一悟さんに入れただけなの。私が、そのヒーローブレスに『お願い』して、一悟さんが望んだ通りに動けるように、能力を引き出せるように、変身するお手伝いをしてねって、言ったの。」


そう言うと、くずおれるように、その場に座り込む。


それに、両脇の二人が心配そうに屈みこんだ。


「大変だっ!」


そう言い放って駆け寄る桃太に、つられるように、一悟も走りだした。
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