僕らのベリーソルジャー
「休んでたんじゃなかったのか?」


駆け寄った一悟が、尋ねた。


「どうしても、一悟と桃太の様子が気になるってゆうて、あのスペースにあったモニターのケーブルに2人の会話流してもらっとってん。」


泣きだしそうな顔で、町子が答えた。


「そんなの止めなきゃ、ダメじゃないか!未明はあんまり能力を使いすぎると、心臓への負担が大きくなるんだぞ!」


叫びながらも、桃太の手は忙しく動き、未明の手を取って脈をみたり、熱を計ったりしていた。
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