僕らのベリーソルジャー
「ずっと使い続けた時に、心臓が負担に耐えられなくなるかも知れないって、天馬から言われてるだろう?ダメだよ。」


渋い顔をして、桃太が未明をたしなめる。


「…ごめんなさい。」


「桃太、なんともなかったんだから、そんなに責めるなよ。」


うなだれて、謝る未明を一悟がかばう。


「心臓は、何かあってからじゃ、間に合わないんだよっ!僕は自分の周りで、知ってる人が、死んでしまうのなんて、もう絶対に嫌なんだからねっ!」
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