僕らのベリーソルジャー
「そして俺は、それで何が出来るようになるんだ?」


未明を見る一悟の瞳は、おだやかな光をたたえている。


決してヤケをおこしてるわけでも、ない。


それを見てとると、未明は笑みを浮かべ、目の前の一悟の顔を包み込むように両手で触れた。


そして、言う。


「なりたいって、思ってみて。」


「そして、強く願うんだってさ。『想いの強さがチカラになる』って。天馬からメールきたよ。」


未明の言葉を引き継ぐように、桃太の言葉が続く。


「イメージを、現実のものとして、思える想像力があれば、未明のチカラがそれを具現するんだって。」
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