僕らのベリーソルジャー
「やってやるぜっ!」


自分に喝を入れ、一悟はブレスのある左手を未明に預け、両目を閉じた。


「まずは、想像する。」


昔、なりたかったヒーローを。


助けたい人が、ピンチの時に、何時でも助けに行く事が出来る、ヒーロー。


格好良くて、万能で。


彗星のように素早く敵を倒す赤い影。



…だんだん、イメージが具体的になってきた。
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