僕らのベリーソルジャー
「すごいっ!一悟、未明、すごいよっ!感動したっ!」


桃太の声が聞こえる。


「すっごいねぇ。ほんとにできちゃうもんなんだねぇ。」


ほうっとため息を付きつつ、しいが言う。


「ほんでも、やっぱり赤いんやん。せやから、ストロベリー?って、さっきも聞いたのに、シカトこいたやん?それやったら、ちょっと黒かったり、藤色やったり、シマシマやったりしてみたらええのにから、ヒネリもなぁんもないし。」


残念ながら町子からは、厳しいお言葉をいただいた。
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