僕らのベリーソルジャー
「カッコイイ、ね。一悟さん。」


まだ、腕の中に納まったままの未明が、目の前でにこりと笑う。


「そう、か?」


自分で、自分の全身像は見れないので、よくわからない。


「とおっても、カッコイイよ?」


未明はそう言って、扉に、はめられたガラスを指差した。


それを見た一悟の目に飛び込んできたものは。
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