僕らのベリーソルジャー
「うわぁっ。」


急にそんなものが出現して、一悟は驚きのあまり未明を取り落としそうになる。


慌てて、未明を抱え直し無事着地した。


「…っんだよ、これっ!俺、ほんっとうに軽くしかジャンプしなかったぜ?」


信じられない。


とんでもない、跳躍力だ。


「あれで、軽くやったら、本気で全力出したら、お月さんまで行ってまうんちゃうん?」


町子のツッコミが、多少笑えないのは、本当になる可能性を秘めている気がするからかもしれなかった。
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