僕らのベリーソルジャー
「大体、帰るアシがないんなら、こんな時間まで残ることないだろうが!」

目の端でとらえた桃太の様子から、少し口調がきつかったことに気付き、先刻よりは幾分柔らかくなった口調で、一悟は言い、桃太を見た。


それに反応して、桃太は40センチほど上にある一悟の顔を見上げ、でもさ、と反論した。
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