僕らのベリーソルジャー
その強い視線に少したじろぎ、一悟は目を逸らした。


「………ホントなんだからね。」


駄目押しのように重ねる桃太の言葉が、一悟の心に重く響く。


目を合わせられないまま、一悟は、あぁ、と答えた。


「わかってる。お前が本気だってコトぐらい。…でも俺にも、もう少し時間をくれよ。」
< 137 / 201 >

この作品をシェア

pagetop