僕らのベリーソルジャー
「ゴメン!マミの台本も、大将の演技もすごいとは思うんだけど、背中がかゆくなっちゃいそうなんだもん。」


それにねと、しいは続けた。


「わたし、一悟ちゃんとは、嘘の関係のまんまで、付き合いたくないと思ってき始めちゃったんだ。」


もう、寝ているフリをやめ、体をまっすぐに起こして、しいは桃太と一悟を見上げながら、そう言った。
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