僕らのベリーソルジャー
「本当に俺に聞いてもらいたいと思っている事を話すってことは、お前にとっては自分の心を見つめて、絞りだすようにして話すって事だ。…そんなに、簡単にすらすらと話せるようなものじゃないだろ?」


小さな頭に置いた大きな手で、くしゃ、と天馬の髪を混ぜる。


「お前が他人に触られる事を嫌だと思うのは、それが恐怖を覚えるモノだからなんだろ?それが何かは知らないが、簡単に他人に話せるようなモノなら、お前が克服できてないわけないよ。頭いいんだろ?理性で押さえられないから、態度にでてるんだろ?よほどの経験じゃなきゃ、そうはならねぇって。」
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