僕らのベリーソルジャー
「僕らの味方になってよ、一悟。
僕らのヒーローに。
僕達を助けて欲しい。
そう言った筈だよ?」


先刻までの刺さるような鋭さではない。


けれども、桃太の眼差しはまっすぐに一悟に向けられていて。


そしてどこまでも真剣だった。


「助ける……って。
前にも言ったと思うけどさ、お前等にはSP……っての?そーゆー警備する専門の職業があるのに、どうして俺みたいなシロートを選ばなきゃならねえの?
もっとさ、適任の奴がいるだろ?」


桃太の視線に気圧されるような気持ちを抱きながら、一悟は尋ねる。
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