僕らのベリーソルジャー
おねだりされる度に、
我儘を言われる度に、
俺は彼女に必要とされているんだと、有頂天になっていた自分が、情けなかった。


せめて体を動かす事で、この気持ちを切り替えたかった。


そう思って、一悟は彼女と来るはずだった、屋内型のレジャープールへと、やって来た。
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