僕らのベリーソルジャー
少しがっくりきた一悟に、不意に離れた場所から声が掛けられた。


「遅いでー!一悟、大将。未明が待ってんねんから、急いだってや。」


町子が通用口の近くから、急げっというジェスチャーと共に、声を掛けてくれていた。


「悪い。一悟にアスハを紹介していたんだ。」


そう言うと、桃太は一悟をみんなの待つ方へ押しやった。
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