僕らのベリーソルジャー
「開いたみたいだね。」


桃太がそう言って、少女の側へ歩み寄った。


「ご苦労さま、未明。」


そう口にした桃太を見上げ、少し頬を紅潮させた未亜は、うれしそうに話しだした。


「あ、大将くん。開けてもらったよ。博物館さん、アスハくんの事好きだから、これからも宜しくね、って言ってたの。だから、簡単に開けてくれたんだよ。」
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