僕らのベリーソルジャー
だが、桃太に報告している少女の発言内容には、不明な点が多すぎて、一悟にはよくわからず、町子に〈?〉と大書きされた顔を向けた。


「あ、一悟、説明してたら長なってしまうから、とりあえず中、入ってもらえる?カメラに黙っといてもらうんも、長時間やと不審に思われるし。」


あっさりといなされて、博物館の中に放りこまれてしまった、一悟だった。
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