僕らのベリーソルジャー

決定的記念日

「ねぇ、見てごらんよ。」


端的に言ってしまえば、美少年と形容される彼が、モニターを見ながら発したその声に、そこにいた子供達全員が振り向いた。


「なかなか、いい身体してるよ?」


普段、他人というものに興味を持たない彼が、興味を持つなんて、めずらしい。
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