僕らのベリーソルジャー
「確かに、データ上は悪くないわね。」


普段から、あらゆる生物のデータを研究している彼女まで、同意した。


「学生マンションに住んでるみたいだね。」


みんなのまとめ役の、彼も調査を終えたようで、眼鏡を上げながら、みんなに告げる。

「じゃあ、捕まえてくるよ。」


整った顔に、少し楽しそうな表情を浮かべた彼は、そう言って、出掛けて行った。
< 7 / 201 >

この作品をシェア

pagetop