帰宅部室は萌え!
個室に着くなり武琉以外の3人の行動はそれぞれ明らかだった。
早速メニューを広げる優花は咲来を巻き込みパフェを指差しているし、瑠璃に至っては早速にデ○モクを取り出し高速で画面タッチ。
と、ゆうわけで武琉は空いてる奥の席に腕を枕に寝そべった。
ときに。
「武琉っ!入った一!」
瑠璃がマイクを武琉の頬に突き付けて起こした。
早速曲入れてると思ったら、なんで…
「…なんで、俺?」
「細かいことは気にしない!」
「するよ…。で、なんの曲?」
「千の風になっ…」
『ペシ』
後頭部に軽くツッコミ。
流石にせざるをえなかった武琉。
俺でも、この曲入れる勇気すらない。
ましてや歌う勇気はもっとない。
「消せ…。」
「あっ、武琉歌うの一?」
と、いいタイミングで、受話器を置いた優花が入ってきた。
「歌わ…」
「歌うよね一ぇ…?」
「はい。」