帰宅部室は萌え!
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始動、指導?
先生からの承諾も下りた。
帰宅部始動。
その輝かしきメンバーは。
『部長』
中川優花
『副部長』
相沢武琉
『部員』
神田咲来、早見瑠璃
と、その他。
「その他?」
「なぜ俺副部長?」
「部長が優花なのが気に入らない。」
みんなが口々に文句を言う中、一人の帰宅部員が立ちあがる。
この新しく与えられた部屋は、普段、相談室やら何やら多目的に使われる一室。
つまりは、放課後の空き部屋、というわけである。
「とにかく!帰宅部の指導者はあたしなのです。」
優花は何処と無く指差し、片方の手を腰に当て、片足をソファーの上に乗せる。
もちろん、上履きを脱いで。
「うん、取りあえず君は何処に向かいたいわけ。」
見兼ねた瑠璃が突っ込む。